前川朋子 先生
順天堂大学医学部附属順天堂医院放射線科（非常勤助手）
経験年数：医師10年目、放射線科8年目
演題名：
Oscillating-gradient spin-echo法を用いた脳実質外腫瘍の拡散時間依存性の評価Time-Dependent Diffusion Using Oscillating- Gradient Spin-echo Sequence in Extra-Axial Brain Tumors
筆頭演者、共著者
Tomoko Maekawa 前川朋子 1、Masaaki Hori 堀正明 1,2、Katsutoshi Murata 村田 勝俊 3、Kouhei Kamiya 神谷昂平 1,2、Christina Andica 1、Akifumi Hagiwara1、Shohei Fujita 藤田翔平 1,4、Koji Kamagata 鎌形康司 1、Akihiko Wada 和田昭彦 1、Shigeki Aoki 青木茂樹 1
所属
1.順天堂大学医学部附属順天堂医院 2.東邦大学医療センター 大森病院 放射線医学講座 3.シーメンスヘルスケア株式会社 4.東京大学大学院 医学系研究科 放射線医学講座
内容紹介
Oscillating-gradient spin-echo (OGSE)法による拡散強調像では拡散時間の大幅な短縮化が可能となり、組織微細構造を推定できる手法として期待されています。本研究では脳実質外腫瘍である髄膜腫、神経鞘腫、下垂体腺腫について拡散時間が短い時と長い時の拡散係数の変化率を比較したところ、下垂体腺腫の変化率が有意に高いという結果となりました。これは腫瘍組織の内部構造の違いを反映しており、OGSE法により脳腫瘍の微細構造について従来得られなかった追加情報が得られると考えられます。
ひとこと
このような賞を頂戴し、大変光栄に存じます。未熟な私にこれまで御指導くださった先生方のお陰と実感しております。重ね重ね御礼申し上げます。引き続き研究に励んでいく所存ですので、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。