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UTH CAD Challenge 2014

UTH CAD Challenge 2014とは?

これまでに多くのCADソフトウェアが国内外を問わず様々な研究機関、企業にて開発され、一部は製品化されているにも関わらず、臨床現場への普及が進まない現状が指摘されています。要因として、学習に使用したデータと実際に使用するデータの差異、モダリティ機器の発展に伴う画質の変化など、純粋なCADアルゴリズムの性能以外の要因が大きく作用していると考えられます。これに伴い、データの入手に困難を伴う研究グループにおいては、CADアルゴリズムの性能評価を行うことが実際には困難であることが多いです。

UTH(University of Tokyo Hospital) CAD Challenge 2014では、各参加施設で開発したCADソフトウェアを東大病院内のCADソフトウェア開発用データベース症例にて学習および性能評価を行います。このことにより、臨床に即した様々な側面からの性能評価が可能となり、さらに複数のCADソフトウェアの組み合わせによる性能改善についても検討が可能となります。

本企画は、単純にアルゴリズムの優劣を競うコンテストではなく、むしろ臨床における実効性の高いCADソフトウェアの開発という、共通の課題に取り組む複数の研究機関等が協力して取り組む共同研究プロジェクトです。

ニュース

2015.2.19
中間結果を掲載しました。
2014.9.29
病変の診断基準をアップロードしました。
2014.8.1
参加施設の募集を開始しました。