コンピュータ画像診断学/予防医学講座(寄附講座)

コンピュータ画像診断学/予防医学講座では、画像解析のためのデータベース構築と大量画像データ処理方法の研究、及び、これらの成果を利用して画像を中心とした疫学的研究を行っています。

講座長ご挨拶

コンピュータ画像診断学/予防医学講座は、2005年5月に開講しました。

臨床医学において画像診断が果たす役割は近年飛躍的に高まっている一方、画像診断機器の発達により患者から得られる画像情報量は指数関数的に増大しています。従来の診断方法ではこの情報量を十分に利用しきれていないだけでなく、画像診断業務量増大による医師への負担が大きな問題になっています。そのためコンピュータによる診断支援(CAD)技術の開発が急務となっています。

本講座では、既に開発されているCADの基礎技術を実際の臨床画像に応用することによって臨床への橋渡しの役割をすると同時に、フィールドワークにおいてその有用性を検証しています。

昨今予防医学において高額の画像検査が用いられていますが、その臨床的有用性は一部の画像検査を除きこれまでに証明されていません。本講座では、今後の社会的な医療費の負担を正当化されるかどうかを判断するために、長期的な経過観察を含めた臨床研究を行っています。

講座長 林 直人

講座概要

当講座では、検診で得られた画像などの生体データをデータベース化し、これを基盤とした予防医学的研究や画像処理、自動診断アルゴリズムの研究を行っています。

東京大学医学部附属病院は検診事業を受託しており、当講座はその実務を行っております。検診はコンピュータ画像診断学/予防医学検診部門(略称:画像検診部門)として中央診療棟2の9階で行っており、一般的な検診項目に加えて、先進的な画像診断法であるPET/CT(陽電子断層撮影/コンピュータ断層撮影)や超高磁場のMRI(磁気共鳴画像)、最新の技術を応用した超音波検査やマンモグラフィも導入しています。

コンピュータ自動診断

医用画像において医師が診断をする際に、コンピュータープログラムを利用してその手助けを行います。最新のCTでは一検査あたり1000枚を越える画像が発生することもまれではなくなりましたが、その画像を医師が異常所見を見落とさないように一枚一枚観察することは大変な作業です。そこで画像上の異常所見らしい部位を医師にわかりやすく提示することが出来れば、医師の診断効率が良くなることが期待されます。

  • 脳MRAによる脳動脈瘤の自動検出
  • 肺CTによる肺結節の自動検出
  • CT大腸検査による大腸病変の自動検出
  • 全身CTによる骨転移の自動検出
  • 腹部CTによる内臓脂肪の自動検出
  • 肺CTの経時的差分画像

画像診断コホート研究

当講座はフィールドワークとして検診を行い、その検診データを用いて画像解析の研究、および、それより派生する疫学的な研究を行っています。

協力講座

寄付企業

所属スタッフ

林 直人
特任教授
宇野 漢成
特任准教授
吉川 健啓
特任准教授
野村 行弘
特任講師
前田 恵理子
特任助教
三木 聡一郎
特任助教
柴田 寿一
特任研究員
常 穹
特任研究員
竹永 智美
特任研究員

研究・実績

リンク