核医学研究部門

放射性同位元素で標識したトレーサーを用いたPET、SPECTによる機能画像に関する臨床研究とその技術的改良を目指した基礎的研究が中心です。特に認知症のタイプ別に見た脳血流の局所的変化の解析は成果を挙げています。

今後はFDGの保険適応拡大により疾患特異性の高い腫瘍核医学の臨床的重要性が飛躍的にたかまることが予測され、各疾患の病期診断の精度を明らかにする必要があります。

予防医学に関連した事項としては咀嚼による脳血流賦活の可能性をテーマにした研究も行っています。また各種各医学画像の解析に欠かせない信号量・部位の標準化の問題にも取り組んでいます。