CADについて
CADは、コンピュータで画像処理を行って病変を自動的に検出・解析することで、 医師の診断を助ける技術です。
CADとは?
CADは、Computer-Assisted Detection/Diagnosis(コンピュータ支援検出/診断)の略です。
CADには2つの意味があります。 1つはコンピュータで病変を自動的に検出 (detection) し、その位置を医師に提示することで医師の見落としを減らすことです。 もう1つは病変の良悪性鑑別など、診断 (diagnosis) を支援する情報をコンピュータが提供することで 医師の主観による診断のばらつきを減らすことです。
これらの分類を明確にするため、前者をCADe、後者をCADxと表記することがあります。
CADを使用した読影
CADを使用した読影には大きく分類して以下の2種類があります。
- CAD処理結果を参照しながら読影する (concurrent reading)
- 通常読影の後にCAD処理結果を参照して画像を再度確認する (second reading)
いずれの場合も医師が最終的な判断を行います。 それぞれ利点と欠点があり、対象とする疾患やCADの性能などによってどちらが適しているかは異なります。