CIRCUS CS

CIRCUS CSはCADソフトウェアの臨床使用、評価、および追加学習を容易にする、Webベースの統合的CAD臨床使用・評価プラットフォームです。簡便かつ統合されたインターフェイスによるCADソフトウェアの実行・結果参照・評価によりソフトウェアの改善のみならずユーザの読影傾向分析のための情報収集を同時に実現しました。
CIRCUS CSによるCADソフトウェアの実行および評価は以下の手順で行います。
- モダリティもしくはPACSサーバよりDICOM画像をDICOM storageサーバへ転送します。
- 読影端末のWebブラウザにて処理を行うCADソフトウェアを選択し、ジョブ指令を登録します。
- ジョブマネージャは選択されたCADソフトウェアを逐次実行されます。
- CADソフトウェアの処理結果ならびにフィードバック入力インターフェイスはWebページにて表示されます。
- CADソフトウェアの処理結果に対して読影医が診断結果に基づく評価(フィードバック)を入力します。
病変自動検出などの各種ソフトウェアはCIRCUS CSプラグインとして実装されるため、随時追加可能です。
詳細については以下をご参照ください。
- Webインターフェイススクリーンショット
- ドキュメントについてはこちらをご参照ください。
動作環境
サーバ
- OS
- Windows 7 (Professional Edition 以上) もしくは Windows Server 2008 R2 以降の64bit OS
- ※バージョン4.0より対応OSを変更しました(32bit版および上記以外のOSは動作対象外です)。
- CPU
- マルチコアもしくはマルチプロセッサ推奨(使用するプラグインに依存)
- RAM
- 2GByte以上推奨(使用するプラグインに依存)
- HDD
- ソフトウェアインストール用、およびデータ保存用ドライブを用意(1ドライブでも可能。ネットワークドライブ対応)
クライアント
- インターネットブラウザ
- Microsoft Internet Explorer 8以降、Firefox、Google Chrome、Safari、Opera
- iPad (Mobile Safari) は一部機能を除いて動作確認済
- ※ Internet Explorer 7 以下は動作対象外です(ログインできません)。
- ※ JavaScriptを有効にする必要があります。
- モニタ
- SXGA(1280×1024)以上
依存する他のソフトウェア
CIRCUS CSは他のオープンソフトウェアを使用して構築されています。主なものを以下に掲載します。
- Apache
- The Apache Foundation により Apache License で配布されているWebサーバソフトウェアです。
- PHP
- The PHP Group により PHP License で配布されているプログラミング言語です。
- PostgreSQL
- PostgreSQL Global Development Group により配布されているリレーショナルデータベースソフトウェアです。
- DCMTK
- OFFIS e.V. により New BSD License で配布されています。
- jQuery および jQuery UI
- John Resig により MIT License/GPL ライセンスで配布されています。
- Smarty
- New Digital Group, Inc. により LGPL ライセンスで配布されています。
ライセンス・配布について
バージョン 4.0 より Modified BSD Licenseの元に配布されるフリーソフトウェアとなりました。
CIRCUS CS上で動作するオリジナルのプラグインを作成した場合、プラグインの作者は別のライセンス(商用ライセンスを含む)を適用することができます。