
阿部教授による「超初心者のための脳画像解析入門講座」参加体験記
東京大学医学部附属病院放射線科 准教授 渡谷岳行先生
黒川遼先生、仲谷元先生、金丸訓子先生と私の4名で参加しました。今回は脳画像解析に使用する各種ソフトのインストールを阿部教授にご指導いただきました。
黒川先生と仲谷先生はMacBook、金丸先生はWindowsノートPC上のWSL (Windows Subsystem for Linux, Windows上で動かせるLinux)、私はUbuntuデスクトップをリモートデスクトップ越しに、と多様な環境で色々なソフトをインストールしていきました。
まず驚いたのは解析に必要なソフトの種類が多いことで、今日の半日でインストールできただけでもMATLAB, SPM, FSL, CAT, GBSS, ANTS, FreeSurfer, mrtrix3, conda, MRIcroGLといった具合でした。私は10年以上前に拡散テンソル解析をちょっと触ったことがある程度ですが、ほとんどのソフトは初めて触るもので、実際に使うとなるとどのソフトが何をするものなのかの基本から勉強しなければいけなさそうです。脳画像解析は一日にして成らず、ですね。
今日のインストール作業は阿部教授が事前にインストールする際のアクセスサイトやコマンドなどを1つのテキストファイルにまとめて頂いてたので、Linuxのコマンドラインをちょっと打ったことがある人なら進められるようになっていて皆概ねスムーズに進められていました。
次回、これらのソフトが何の役に立つのか、教えてくださる予定です。
(前田注釈:今回はたまたまLinuxのコマンドラインを打ったことがある方ばかり集まっていましたが、まったくの経験が方であっても、それはそれでより初心者向けに教えて頂けると思います。放射線科にはそういう方も沢山いますので、ご安心ください)
互いの距離が近く、とても良い雰囲気です。



他の参加者の先生方にも一言頂きました。
金丸訓子先生
たくさんの解析手法に触れることができ、非常に勉強になりました。
仲谷元先生
解析は実際に自分の手で動かさないとできるようにならないので、教えていただいたことを今後に生かしていきます。
黒川遼先生
脳画像解析のノウハウを身につけて、有用な発見をしていきたいです。
ご指導いただいた阿部教授、参加された先生方、お疲れさまでした!