越野沙織先生(大学院4年生)
医師6年目、放射線科医4年目の先生ですが、すでに精力的に研究成果を発表されています。
賞名:Invest in the Youth

演題:Deep learning-based automated detection of cerebral aneurysms: a comparison of reading performance between radiologists and neurosurgeons
邦題名:ディープラーニングを用いた脳動脈瘤の自動検出:放射線科医と脳外科医との検出能力の比較
内容:脳動脈瘤を検出するAIを開発し、放射線科医と脳外科医を対象に読影試験を行いました。いずれの群においても、AIのサポートがある時の方がない時に比べて医師の検出能力が向上しました。
大熊ひでみ先生(フィンランド・クオピオ大学留学中)
賞名:Cum Laude
医師12年目、放射線科医10年目の先生です。単身子連れ留学に奮闘されています。

演題名:Peritumor-tumor apparent diffusion coefficient ratios correlate with prediction tools Nottingham Prognostic Index and PREDICT in invasive breast cancer
邦題名:浸潤性乳癌において、腫瘍周囲対腫瘍の拡散係数比は、予後予測値と相関する
内容:見かけの拡散係数(ADC)は、腫瘍の良悪性など、その振る舞いや性質を知る手掛かりとなることが知られている。これまで腫瘍内部のADCが注目されてきたが、腫瘍周辺部のADCとの比を取ることで、腫瘍の悪性度や予後とより強く相関することが分かった。乳房MRIは術前にほぼルーチンとして撮像される検査であり、造影剤や特別な追加技術を必要としないADC比による評価は、手軽な予後予測因子として期待される。
越野先生、大熊先生、おめでとうございます!!