山下博司先生大学院卒業報告

投稿者: 山下博司 / 投稿日: 2021年02月28日
2020年度末には、4名の大学院の先生方が卒業されます。一人一人の先生方から、研究テーマを決めるまでのいきさつ、指導体制研鑽の様子、苦労したこと、来年度以降の抱負など、大変参考になるメッセージを頂きました。第3弾は、山下博司先生です。

学位研究の内容について

学位としては“大腸癌肝転移患者の予後予測におけるRadiomics特徴量の有用性”というタイトルで学位論文を書かせていただきました。RadiomicsとはCTやMRI画像の濃淡や画素値の変化から腫瘍の詳細な特性やそれに伴う臨床結果を解析しようという研究分野であり、最初は不慣れな分野であったこともあり思うように進まなかったのですが、中井先生や花岡先生をはじめとする方々の指導のおかげもあり、なんとか完成にこぎつけることができました。

大学院4年間を振り返って

大学院の4年間では最初と最後の1年は東大病院に、間の2年は帝京大学附属溝の口病院にお世話になりました。大学院の内容とは別に放射線科専門医試験の勉強もありましたが、なんとか合格することができました。また学位研究のほかには深層学習による脳転移の検出の研究にかかわらさせていただきました。深層学習は世界的にもホットな研究分野であり、いろいろと学べることがありました。

来年度の所属など

来年度は以前にもお世話になった帝京大学附属溝の口病院に再度お世話になります。あちらでも何かしら職場に貢献をできればと思います。